お昼のお弁当は、
あまり食べたいと思えなかった
中華弁当だった。
これだけ暑いと、
焼き飯さえ食べる気になれない。
お腹はすごく空いていたのに、
ほとんど残してしまった。
13:10前に会食を終えたと思ったら、
13:00ちょうどにはお客様が来られた。
一時間もあれば十分だと踏んでいたのだが、
話は思いのほか長引き、
一時間半もかかってしまった。
さらに、おまけのように
明日の予定がまた増えた。
午後から急な予定が入り、
お店への出勤予定を
変更したばかりだったのに、
さらにもう二件。
気づけば、
明日はまた慌ただしい一日になりそうだ。
なんだか、どっと疲れてきた。
お腹も空いてきた。
もうそろそろ片づけて、
少し早めに退社しよう。
デパ地下に寄って、
美味しそうなものを買い、
家に帰ってからゆっくり食べることにする。
お腹は空いて、少しふらふら。
それに外は、
見ているだけで暑さが
伝わってくるような空気に包まれている。
なるべく地下を通って帰ろう。
それでも少しだけは
地上を歩かなければならない。
体の中で熱中症注意報の
アラームが鳴らないように、
水分を取りながら気をつけて帰ることにする。
そんなことを思いながら外へ出ると、
ビルの谷間をすり抜けた風が、
ふわりと頬を撫でていった。
昼間の熱気の中にも、
ほんの少しだけ優しさを残した風。
その小さな涼しさが、
「今日もよく頑張ったね」と
静かに語りかけてくれているようだった。
私はその風の余韻を胸いっぱいに
受け止めながら、
デパ地下へと歩き始めた。
風がそっと背中を押してくれた帰り道✨
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