アイマスクをつけた途端、
とにかくぐっすりと眠ってしまった。
そんなに長い時間ではなかったと思う。
車内にアナウンス前のメロディーが流れ、
ふと目を覚ましたとき、
一瞬、自分が上りの電車に乗っているのか、
それとも下りの電車に乗っているのかさえ
分からなくなっていた。
「次は、新横浜です」
そのアナウンスを聞いて、
そうだ、私は横浜へ向かっていたんだ。
ようやく現実に戻った。
首が少し痛い。
短い時間だったのに、
どうやら寝違えてしまったようだ。
地下鉄に乗り換え、最寄り駅で降りる。
地上へ出ると、
太陽の光は少し柔らいでいた。
……いや、違う。
柔らいだのではなく、
私がいた場所よりも、
横浜の方が気温が4度低かっただけだった。
それでも、こちらも最高気温には変わりない。
お店へ立ち寄り、お部屋の鍵を受け取る。
お部屋に入るのは四日ぶり。
私が四日前に出たときのままの空気が、
静かにそこに残っていた。
まるで、私の気配を
そのまま待っていてくれたようで、
なんだか懐かしく、とても嬉しかった。
お店へ出勤するのも四日ぶり。
予約表には、しばらく何も入っていなかった。
覚悟はしていた。
すると、19:00から、ご予約が入りました。
その文字を見た瞬間、
胸がふわっと温かくなった。
嬉しい。
19:00からご予約くださったあなた。
ありがとうございます。
お逢いできることを、
心から楽しみにしています。
今日は 18:00〜0:00 まで出勤しています。
素敵なお誘いを、お待ちしています。
四日ぶりに戻ったこの町は、
私の帰りを、
いつものように静かに迎えてくれていた。
帰る場所がある幸せ✨
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