1時間ほどで終わると
思っていた打ち合わせが、
しぶとく、ねちっこく、粘られて、
結局1時間半もかかってしまった。

なんだか、ずいぶんと
もったいない時間を過ごしてしまった
ような気がする。
今日のこの時間に、
果たして意味があったのか。
それとも、ただの無駄だったのか。

でも、意味のある時間だったと
思うことにしよう。
そう思えるように、
私の中で意味のある時間に変えてしまおう。
今から会社へ戻れば、15:00くらいだろうか。
できれば、あと2時間ほどで
デスクまわりの書類を片づけて、
今日は帰りたい。

お盆休み前だというのに、
なんとも面倒くさい打ち合わせだった。
けれど、面倒くさいことだからこそ、
休みに入る前に済ませておいてよかった。
そう思うことにする。

「重箱の隅をつつく」という
言葉があるけれど、
新しい担当者は、まさにそんなタイプだった。

これまでの経緯もまだよくわからない。
仕事全体の内容も、
きっとまだ見えていない。
それなのに、ありきたりの言葉だけを並べて、延々と話が続いていく。

しかも、自分がわかっている範囲のことばかり。
わからないことには、一切触れようとしない。
それで本当に、全体が見えるのかしら。
そんなことを思いながら、
心の中ではかなり呆れつつ、
しばらく相手をしていた。

けれど、いつまで経っても
結論が見えてこない。
とうとう痺れを切らして、
「おっしゃっていることは、
よーくわかります。
でも、ずっと同じことの繰り返しでしょう? 
マニュアルを読んでいるみたいに。
私は暇じゃないんです。
前置きばかり並べず、
早くどうしたいのか決めてください。
その通りにいたしますから」と、言った……。

物事の本質が見えない人とは、
やっぱり話が長くなる。
お店なら、
これ、一時間延長よね!そう思ったら、
少し可笑しくなった。

ずいぶん時間はかかったけれど、
最終的には、
私が最初に思い描いていたところへ、
きちんと着地した。
ならば、まあ、よしとしよう。

面倒なものをひとつ片づけた。
それだけでも、
休み前の今日には、
ちゃんと意味があったのだと思う。