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12時が近づいてきたので、
ホテルへと向かった。
外へ出ると、雨は降っていなかった。
少し生ぬるいけれど、
ふわり、ふわりと私の風がやってくる。
気分がいい。
大通公園を歩くときには「千鳥」を聴こう。
そう思ってバッグの中を
ごそごそ探したのだけれど――ない。
あら、イヤホンを忘れてきちゃった。
仕方がない。
もう何度も聴いている曲だもの。
今日は頭の中で流せばいい。
心の中で「千鳥」を流しながら、
風さんには言葉 ではなく、
心で、表情で、この気持ちを伝えよう。
そんなことを思いながら、
あなたの待つお部屋へと向かった。
そして、本日最初のドアが開きました。
いつも優しく私を魅つめてくださる、
素敵な笑顔。
今日もその笑顔で迎えてくださった。
「嬉しい。逢えて嬉しい」私はいつも、
思ったことをそのまま伝える。
そしてあなたも、
「僕もだよ」と返してくれる。
長いお付き合いだからこそ、
こんなふうにまっすぐに、
素直な気持ちを言葉にして交わせることが、
私はとても素敵だと思っている。
いつも長い時間を取ってくださるのに、
あなたとは、とにかくいっぱい話してしまう。
あんなこと、こんなこと。
お風呂でくっつきながらも、またおしゃべり。
話はなかなか尽きない。
そして、ここからは私のお楽しみ。
あなたが選んでくださった衣装を着て、
あなたにご披露する時間。
あなたから見えないところで、
こそこそっとお着替え。
そして、まずは鏡の前で自分を
チェックする。
うん。
今日も意外と似合っているんじゃない?
自惚れかもしれないけれど、
毎回そんなふうに思ってしまう私。
そして、あなたの前へ。
ちょっぴりモデル気分でポーズを取ると、
あなたはいつものように褒めてくださる。
それが、すごく嬉しい。
そのままあなたに抱きつくと、
優しく包んでくれる。
あなたの優しさに触れながら、
私の心までゆっくりほどけていく。
そして今度は、私からあなたへ。
あなたが幸せそうにしてくださること。
その表情をすぐそばで魅ていられること。
それが、私にとっても
幸せなことなのだと思う。
やがて二人で抱きしめ合うと、
私はいつものように、
あなたの胸の中にすっぽり。
こんなときだけは、
少女のような気持ちになって、
ただあなたにくっついていたくなる。
ホテルへ向かう途中、
イヤホンを忘れてしまったけれど、
それでよかったのかもしれない。
今日は音のない「千鳥」が、
ずっと私の心の中で流れていた。
風と一緒にあなたのもとへ向かい、
あなたの胸の中で、心まで満たされて。
今日もまた、幸せいっぱいの時間でした。
ありがとう。また、待ってるね。
心の中の千鳥と、あなたの胸の中✨
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