魅ることによって、
まだ存在しないものが
少しずつ姿を現していく。
静かなのに、ものすごく前へ進んでいる。
そんな静けさの中から生まれた
躍動に気づいた、今朝のオアシス時間だった。
そして私は、現実へ戻る。
仕事も、人との時間も、
これからの人生も、自分で創っていく。
いろいろなものを魅ながら、
心に浮かんだイメージをカタチにして、
そこからまた新しい世界を創っていく。
「魅る」と「創る」。
この二つがつながった途端、
何気ない日々まで輝き始め、
まだ見えない未来が美しい光を放ちながら、
私を待ってくれているような気がした。
さあ、これからお店へ向かおう。
今日は12時から。
12時からご予約くださったあなた、
ありがとうございます。
初めてお逢いするあなただから、
まだ何も知らない。
どんな方なのだろう。
どんな時間になるのだろう。
だからこそ楽しみ。
開いたドアの向こうに、
輝くような時間が待っているといいな。
そして14時からご予約くださったあなた、
今日も長い時間をありがとうございます。
今日はどこかへ連れて行ってくださるのかな。
そんなドキドキもあるけれど、
何より楽しみなのは、
あなたとゆっくり語り合えること。
逢えなかった時間にあったこと。
心に生まれたこと。
そして、一つの話からまた次の話へ。
二人で魅ながら、二人で創る世界。
今日もそこへ少しずつ色を重ね、
もっと広く、深く、美しく、
輝く風景にしていけたらいい。
外へ出る。
やっぱり風さんが待っていた。
ふわふわ、ふわふわ。
私の周りを嬉しそうに回っている。
名前を取り戻した木も、
その隣で新しく名前を知った木も、
風に葉を揺らしながら
私を見送ってくれている。
「行ってらっしゃい。今日も頑張って」
そんな声まで聞こえてきそうだった。
そういえば、風さんが言っていた。
「あの二本の木、
あなたのお友達になったみたいね」
ふふっ。
風さんは、もっと前から友達だったけれどね。
外の日差しは眩しい。
風は少し暑い。
見上げると、
私の小さな空は、一面の空色だった。
その下に、真っ白な色。
そしてそこに、
薄墨をそっと落としたような、
ふわふわした二つの雲。
二つは重なり合い、
何かを創ろうとしているようにも魅える。
でも、まだ何なのかわからない。
それでいい。
今朝までの私なら、
そこから何かを
見つけようとしたかもしれない。
でも今日は違う。
まだ名前をつけなくていい。
まだ色を決めなくていい。
魅ていれば、いつか姿を現す。
その時、私の心が何を感じ、
そこから何を創るのか。
それを楽しみにしていよう。
空に浮かぶ二つの薄墨色は、
まだ、何色でもない今日の始まり。
さあ、風さん。
行こう。
魅て、そして創る。
今日という、まだ誰も知らない物語を。
まだ、何色でもない✨
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