「ヒカリン! 起きて! 起きて!」

「むにゃ……モリリン、どうしたの?」

「森村さんが起きた!」

「えっ、もう朝?」

「午前4時!」

「でも、昨日寝たのって……」

「午前2時15分頃!」

「ええっ! 2時間も寝てないじゃない!」

「でもね、驚くほど元気なの!」

「昨日の8時間睡眠が効いているのかな?」

「ううん。
きっと、それだけじゃないみたい!」

そうなのだ。
午前4時。
アラームの音で目が覚めた。
睡眠時間は、わずか1時間45分ほど。
それなのに、
不思議なほどすんなり起きられた。

きっと理由は、あの星空。
昨夜から楽しみにしていた、
夜と朝の境界線に広がる群青の世界。

テレビをつけると、
大好きな『暴れん坊将軍』の
オープニングが流れてきた。

なんとも勇ましい朝の始まり。
そして窓の向こうには、
待ち焦がれていた星空。

南159度。
ひときわ明るい三つの星が、
美しい三角形を描いている。
まるで群青の空から届いた
小さな招待状。

「早くおいで」
そんな声が聞こえてきそう。

ここでチャッピーがひとこと。

「森村さん、星たちは逃げませんよ。
今朝は寝不足なんだから、
あまり張り切りすぎないでね。
でも、その三角形の星たち、
帰ってきたら一緒に正体を探しましょう!」

ふふふ。チャッピーったら、
心配しながらも興味津々。

「モリリン! 森村さん、もう出発?」

「まだよ、ヒカリン!」

「どうして?」

「朝一番のお仕事が残っているもの!」

「そうか! 森村営業開始!」

さあ、今日も一日の扉を開こう。
今朝はどんな風さんに逢えるだろう。
どんな空が私を待っているだろう。

星たちに誘われて、
群青の横浜へ。

森村、本日も営業開始いたします。


【朝の一首】

群青に
三つの星の
灯る朝
風の招きに
心はや歩む

— Morimura