序章|白絹の空に誘われて✨
勃つねで応援-
-
共有で応援
午前4時。
アラームとともに、すんなりと目が覚めた。
どうやら私は、
よほど朝の星たちに逢いたいらしい。
ベランダから見上げた空には、
白き雲が薄絹を渡し、
その綻びから星の光がこぼれていた。
あの星たちに、もう一度逢いたい。
そんな想いに誘われるように、
まだ眠りの中にある横浜の街へと歩き出した。
心地よい風が、ふわりと頬を撫でる。
今朝は、どんな世界が待っているのだろう。
そのときの私は、まだ知らなかった。
天空を目指して始まった小さな旅が、
やがて百五十年の時を超える、
壮大な心の旅へと変わっていくことを。