午前4時。

アラームとともに、すんなりと目が覚めた。

どうやら私は、
よほど朝の星たちに逢いたいらしい。

ベランダから見上げた空には、
白き雲が薄絹を渡し、
その綻びから星の光がこぼれていた。

あの星たちに、もう一度逢いたい。

そんな想いに誘われるように、
まだ眠りの中にある横浜の街へと歩き出した。

心地よい風が、ふわりと頬を撫でる。

今朝は、どんな世界が待っているのだろう。
そのときの私は、まだ知らなかった。

天空を目指して始まった小さな旅が、
やがて百五十年の時を超える、
壮大な心の旅へと変わっていくことを。